雨漏りを防止する屋根の防水紙の重要性とお薦めの「アスファルトルーフィング」をご紹介
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お住まいは手をかけただけ、応えてくれます!
「数年前にちょっとだけ雨漏りしたけど、その後は何も問題がない」という方、そのケースはおそらくは防水紙が問題を抱えています。
屋根は表面の瓦やスレート(コロニアル・カラーベスト)、金属だけでなく、その下の防水紙でも雨漏りを防いでいるのです。
雨漏り時の雨水の浸入について
ほとんどの方は屋根の表面に葺かれた屋根材で雨のお住まいへの浸入を防いでいるとお考えでしょう。極端な降り方をしない雨に限っては概ね正解です。
ほぼ垂直に落下してくる
強い雨程度なら・・・
強風が加わり、
横殴りの雨になったら・・・
お客様の中には「話が大袈裟で嘘っぽい」と思っている方もいるでしょうが、これは真実なのです。
例えば、瓦屋根のお住まいで点検のために瓦を外すと必ずといってよいほど砂などの埃が溜まっています。砂などの埃が屋根材の下に侵入してきているということは雨水が浸入してきても不思議ではありません。砂の入る隙間があるなら、雨水が入る隙間もあるということです。
前述の「数年前にちょっとだけ雨漏りしたけど、その後は何も問題がない」というケースは強風や風向きなどでたまたま防水紙が傷んでいた部分に雨水が浸入してきたのでしょう。
その後、雨漏りは発生してないということですが、風向きや雨量などに恵まれているだけかもしれません。数年前に雨漏りしたというなら、その時以上に防水紙の老朽化が進んでいてもおかしくはありません。
できるだけ高性能な防水紙を選びましょう
お勧めは改質アスファルトルーフィングで粘着式です!
アスファルトルーフィング
フェルトにアスファルトを染み込ませたもので、価格はお安めです。新築などでは見えない部分でコストカットをするため、こちらの防水紙が使われることが多いようです。
改質アスファルトルーフィング(ゴムアスルーフィング)
アスファルトの他に合成ゴムや合成樹脂を加えたもので、耐久性が高いのが特徴です。温度変化にも強く、伸びや曲げへの追従性、収縮性も高いのでお勧めです。
防水紙の固定方法は2つあります
タッカー留め
大型のステープラー(ホッチキス)に似たタッカーと呼ばれるもので、ステープル(コの字型をした針)で固定する。
粘着式
改質アスファルトルーフィングの野地板と接する面に粘着力があり、そのまま接着し、固定する。ステープル(コの字型をした針)を使うタッカー留めとは違い、穴が開かないので防水性が高い。
アスファルトルーフィングはタッカー止めのものしかありませんが、改質アスファルトルーフィングはタッカー留めのものと粘着式のものがあります。
防水紙(ルーフィング)一覧
耐久性が高い上に穴を開けずに固定できる改質アスファルトルーフィングが最も長寿命となります。
また、改質アスファルトルーフィングは屋根材や桟木をビス止めする場合でも有利です。収縮性があるのでビスに密着し、その隙間を極力小さくします。
穴を開けるのならタッカーで固定する防水紙でも問題なさそうですが、穴が多ければ多いほどお住まい内部の水の浸入口が増えるのですから、やはり粘着式の方がメリットは大きいのです。またルーフィングの劣化はこの開けられた穴から始まるという説もあります。やはり穴は少ない方が良いのです。
2016年から従来のものよりも寿命が長いガルバリウム鋼板の屋根材が登場しはじめました。
表面の屋根材の寿命が長いのなら、防水紙もそれに合わせて長寿命のものを使うべきでしょう。
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