杉並区成田西でズレ始めた瓦屋根の棟を取り直し工事します
更新日:2019年6月26日
杉並区成田西で瓦屋根の調査をおこないました。天井から雨漏りしているという事で屋根に上って確認したところ、瓦の下の防水紙に傷みが出ている事がわかりました。瓦自体は何十年も持つ屋根材ですが、下地は劣化していきますのでメンテナンスが必要です。下地に傷みが出ている所を部分的に葺きなおす事で雨漏りは止める事が可能です。
気になるのは棟です。屋根の面と面がぶつかる部分には棟が納めてありますが、棟瓦が取れていたりズレている部分がありました。このままにしておくと雨水も入りこみますし、棟瓦が崩れて被害が拡大してしまいますので、直さなければなりません。
瓦屋根は下地の状態確認が重要です
瓦は何十年も持つ屋根材なので、メンテナンスが必要無いと考えられがちですが、実際には定期的にメンテナンスが必要です。棟の漆喰も剥がれてきますし、瓦の下に葺いてある防水紙も劣化しますので、直さなければ雨漏りに繋がってしまいます。瓦屋根の場合は、瓦を一旦剥がして下地の状態を確認する事が重要になります。
棟瓦のズレを放置すると崩れて雨漏りの原因にもなります
屋根の面と面がぶつかる所には棟瓦が積まれています。平らなのし瓦の上に半円型の瓦を乗せて銅線で固定しています。半円型の瓦の基本的に乗せているだけですので、固定している銅線が切れてしまうと落下してしまう事があります。調査に伺った建物も一カ所剥がれて落ちている所がありました。
結構複雑に入り組んだ屋根なので、棟瓦もあちこちにありますが、ズレ始めている所がありました。本来であれば真っ直ぐに積まれている棟瓦が外側に曲がっていますので、もう少しで崩れてしまう所です。ズレた棟瓦は一旦外してから積み直す、取り直し工事で元も戻す事になるのですが、完全に崩れてしまう前に直せれば被害は最小限に抑えられます。杉並区成田西で調査した瓦屋根は、雨漏り部分は葺き直しをおこない、ズレ始めた棟瓦は取り直し工事で直します。早めに工事をおこなう事で最小限の工事で抑える事になりますので、不具合に気付かれた時には直ぐに工事をおこないましょう。
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